フェイスブック、一部検索機能を廃止 「20億人の情報 悪用リスクも」 

 【ロサンゼルス=住井亨介】米交流サイト大手フェイスブック(FB)は4日、世界約20億人の利用者の大半について、基本データが抜き取られ悪用されるリスクがあるとして、検索機能の一部を廃止したと発表した。

 FBではこれまで、「同姓同名の人が多い名前の友人を探す」などのケースを想定し、氏名だけでなく電話番号やメールアドレスを使用した利用者検索も可能だった。しかし、大規模で高精度の不正が行われれば「ほとんどのフェイスブック利用者のプロフィル情報が不正収集され得る」として、こうした検索機能を廃止した。

 FB利用者の個人情報をめぐっては3月中旬、5千万人分の情報が英政治コンサルティング会社に不正に流出し、2016年の米大統領選でトランプ陣営支援に利用された疑惑が浮上。FBは4日、流出した個人情報が最大8700万人分に上ると発表した。このうち、日本国内分は最大約10万人としている。

 最高経営責任者(CEO)のザッカーバーグ氏は同日、電話による記者会見で、FBが世界で求められる責任に見合う目配りが不足し「多大な過ち」を犯したと謝罪。「教訓を生かし仕事を続ける」として、引責辞任については否定した。AP通信などが報じた。

 ザッカーバーグ氏は10日に米議会上院の委員会、11日には下院委員会の公聴会で、一連の問題について証言を行う。

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