「週刊少年ジャンプ展 VOL.2」 振り返る653万部の黄金時代

 人気少年漫画誌の黄金時代を原画などから振り返る展覧会「週刊少年ジャンプ展 Vol.2」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中だ。

 同誌は今年50周年。ピーク時の平成7年、発行部数653万部という驚異的な数字をたたき出した。今も世界中の漫画ファンに愛される数々の作品を生み出している。

 同展では、1990年代に連載された47作品の原画など約400点を展示。人気バトル漫画『幽☆遊☆白書』の冨樫義博さんら、作者本人が連載当時のエピソードを語るインタビュー映像もある。

 作品のラインアップは壮観だ。アニメ化やゲーム化もされた冒険譚(たん)『ドラゴンボール』に、スポーツ漫画の金字塔『スラムダンク』、カードゲームが社会現象を巻き起こした『遊☆戯☆王』…。原画からは描き込み量の多さや作品にかける熱が伝わる。また、同じ作品でも時期によって作者の画風の変遷が分かり、漫画史の観点からも興味深い。

 『ろくでなしBLUES』を連載していた漫画家の森田まさのりさんは、当時のジャンプを「バラエティーに富んだ戦う漢(おとこ)の雑誌」と振り返り、企画した集英社コンテンツ事業部の菅井佑允さんは「当時のジャンプの影響力は非常に大きかった。展示を通じて作品の魅力を再確認してほしい」と話している。 (本間英士)

 6月17日まで、無休。一般2000円。『ワンピース』など2000年代以降の代表作を特集した「Vol.3」は7月17日〜9月30日に開催予定。

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