アレルギーシーズンの喉対策 鍛えて防ぐ誤嚥性肺炎(1/4ページ) - 産経ニュース

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アレルギーシーズンの喉対策 鍛えて防ぐ誤嚥性肺炎

池袋大谷クリニックの大谷義夫院長
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長

 インフルエンザの猛威が収まったかと思えば、本格的な花粉症シーズンが到来した。せきやくしゃみなどで喉が荒れると、ウイルスやアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を排除する動きが弱まり、肺炎にかかる可能性も高まるという。呼吸器内科とアレルギーを専門とする池袋大谷クリニックの大谷義夫院長に、喉を鍛えるトレーニング方法など対策を聞いた。(松田麻希)

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ダブルのダメージ

 喉には、ウイルスや細菌、アレルゲンなどの異物が侵入するのを防ぐ「線毛」があるが、乾燥するとその動きが鈍る。風邪やインフルエンザで喉がダメージを受けると、さらにこの機能が低下する。

 「喉を守らないと、その下(下気道)まで異物が入ってしまう。風邪や花粉症にとどまらず、肺炎になるかもしれず、命に関わる」と大谷院長は警鐘を鳴らす。

 インフルエンザ流行の終息を待たずして花粉症シーズンを迎えたため、ダブルパンチで喉がダメージを受けやすいのがこの冬から春にかけての特徴だという。「インフルエンザと花粉症を併発している患者もいる」(大谷院長)。インフルエンザで喉が荒れ、花粉症の症状が強く出てしまう人もいるという。

 ダメージ要因としては、黄砂や微小粒子状物質(PM2・5)のほか、「寒暖差アレルギー」もある。寒暖差アレルギーは、「アレルギー」と名に付いているものの非アレルギー性の疾患で、正式には血管運動性鼻炎という。

 大きな気温差で鼻の自律神経の異常が引き起こされ、アレルギー性鼻炎に似た症状が出る。春や秋に起きやすい。