シニア歓迎の職場、増えてます 体力、気力に見合ったペースで

 洗車は比較的体力を使うが、同協会は水洗い不要のオリジナル洗車剤を開発し、作業を軽減。また転倒の危険がある脚立はなるべく使わず、ルーフ(天井)は柄の長いモップで拭くなど、シニアが働きやすいように工夫されている。

 1日に2、3台を担当し、1台を30〜40分かけてピカピカに拭き上げる。間庭さんは2月、4日出勤して約2万円の収入を得た。「この仕事でご近所の仲間もできた。暑くなったら飲みに行きたいですね」と笑顔を見せた。

 そもそも「シニアが楽しく働く職場を作りたかった」と同協会の上谷光彦代表理事(61)。「ご近所の同世代同士が仕事を通じて仲間になれて、頑張るほど給与も増える。ピカピカの車を見たお客さまに『ありがとう』と感謝されて、みなさんいい顔で働かれています」。今後は個人宅への訪問洗車サービスや、別の集客施設の駐車場などにも展開予定だ。

疲れたら帰宅OK

 ドラッグストアチェーン「スギ薬局」(愛知県大府市)は65歳以上に限定して、開店前に商品陳列をしてもらう「シルバーアソシエイツ制度」を平成27年8月に開始。最大の特徴は「作業量は自分である程度調節でき、疲れたら途中で帰宅してもOK」という点。報酬は陳列した商品の種類と点数に応じて支払われるため、体調などに合わせて仕事を進めることもできる。