天皇陛下譲位

来年10月22日に即位礼正殿の儀 宮内庁「大嘗祭は11月14日から15日」 譲位・即位の基本方針決定

 政府は30日午前、首相官邸で平成31年の天皇陛下譲位と皇太子さま即位に伴う式典に向けた準備委員会の第3回会合を開き、基本方針を決定した。陛下が譲位される事実を広く国民に明らかにし、最後に国民の代表に会われるための式典「退位礼正殿の儀」は同年4月30日に開催し、5月1日に即位された新天皇の即位を国内外に示す主要儀式「即位礼正殿の儀」は10月22日に行う。いずれも国事行為として位置付けられる。

 準備委のトップを務める菅義偉官房長官は30日午前の記者会見で、会合で宮内庁から「大嘗祭(だいじょうさい)」を「同年11月14日から15日に行うことが望ましい」との意見があった経緯を公表した。大嘗祭は新天皇が即位後に最初に行う新嘗祭で、皇位継承において最も重要な儀式。

 新天皇の即位を受け、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを国内に広く明らかにする儀式「立皇嗣の礼」は、32年に国事行為として執行される。

会員限定記事会員サービス詳細