岡本太郎作品「太陽の鐘」31日お披露目 前橋

 前橋市は31日、同市千代田町で進めてきた芸術家の岡本太郎氏の作品「太陽の鐘」の移設プロジェクトの完成記念式典とオープニングイベントを開催する。参加者による鐘つきや植物の植え付けなども行う。

 太陽の鐘は昭和41年、所有者の日本通運が静岡県韮山町(現伊豆の国市)に開設したレジャー施設「日通伊豆富士見ランド」に設置された。平成11年の施設閉鎖後は、人目に触れられないまま日通が管理していた。

 前橋市の企業家らがつくる、まちづくり支援団体「太陽の会」がその存在を知り、まちのシンボルにしようと移設を提案。昨年5月、市へ寄贈されることが決まった。

 太陽の鐘は高さ約7メートルのモニュメントと釣り鐘が一体となった作品。取り壊されたモニュメント部分を再現するなどの修復が行われたほか、鐘の周囲にツタやシダなどの植物を植えようと、市民団体「風の会」が資金を集めるクラウドファンディングを実施した。

 山本龍市長は「前橋に寄付してくれた方々や、鐘を修復してくれた方々へ感謝を伝えられるセレモニーにしたい」と意気込んでいる。

 大阪府吹田市の万博記念公園では今月19日、昭和45年の日本万国博覧会(大阪万博)のシンボルとなった岡本氏の「太陽の塔」の内部の一般公開が開始。4カ月先まで予約枠が全て埋まるほどの人気ぶりだ。太陽の鐘も前橋の新たなランドマークになるか注目される。

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