イノシシやシカの対策共同で 里山保全へ神戸&三田タッグ、連携協定締結 

協定を結んだ神戸市の久元喜造市長(右)と三田市の森哲男市長=神戸市中央区
協定を結んだ神戸市の久元喜造市長(右)と三田市の森哲男市長=神戸市中央区

 緑豊かな里山地域を保全・活用しようと、神戸市と兵庫県三田市は27日、自然環境の保全や、イノシシやシカといった有害鳥獣対策などを共同で実施する連携協定を締結したと発表した。協定書にそろって署名した神戸市の久元喜造市長と三田市の森哲男市長は「互いの知識や経験を共有していきたい」と述べた。

 神戸市はこれまで、六甲山や須磨海岸などの自然環境を保全・活用するため、市民団体や大学による希少種の保全活動や、里山地域への移住を促す農業体験などを実施。一方、約500種類に及ぶ多種多様な動植物が生息する「皿池湿原」など、豊かな自然環境を抱える三田市も、同様の取り組みを行ってきた。

 そこで、互いの経験を生かそうと、神戸市が昨年9月に三田市に打診し、協定締結につながった。両市は今後、シンポジウムや自然観察会の共同開催を検討していくほか、農作物被害が相次ぐイノシシなど有害鳥獣の捕獲に向け、生態調査や被害状況の情報共有を進める。また、人口減少が進む里山地域に、子育て世代などの移住を呼びかけるPRイベントも行う。

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