政治デスクノート

国会に栄和人氏と吉田沙保里選手を連れてきた谷岡郁子学長の政治家人生

レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手(33)が日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けたとする告発状が内閣府に出された問題に関連し、注目を集めている元政治家がいる。栄氏が監督を務める至学館大の谷岡郁子(くにこ)学長(63)だ。記者会見で伊調選手について「選手なんですか?」などと発言し、大学に抗議が殺到しているという。谷岡氏はミニ政党ながら党首も務めた人物だが、国会議員時代も発言が波紋を呼ぶことが多かった。

谷岡氏は平成19年の参院選愛知選挙区で民主党公認で当選し、1期務めた。出馬表明の記者会見に同席したのは党代表だった小沢一郎現自由党代表(75)だ。政権交代前の当時、小沢氏は参院選で改選2以上の選挙区で複数の候補者擁立を進めていた。愛知で白羽の矢を立てたのが、地元で大学を経営する谷岡氏だった。

政界に進出した谷岡氏は民主党で政調副会長などを歴任した。小沢氏の資金管理団体をめぐり秘書らが政治資金規正法違反容疑で逮捕され、党内でも代表辞任論が高まりつつあった21年3月、若手議員の一人として代表続投を直訴したこともあった。根っからの「小沢チルドレン」だった。