香港IR大手、中国人富裕層誘致で大阪進出目指す 日本の可能性は「無限大」

大阪・夢洲に計画されたIRへの参画に意欲をみせるローレンス・ホー氏=26日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)
大阪・夢洲に計画されたIRへの参画に意欲をみせるローレンス・ホー氏=26日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)

 中国・マカオを中心に統合型リゾート施設(IR)を運営するメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(本社・香港)の大阪オフィスの内覧会が26日、開かれ、ローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO、41)は産経新聞のインタビューに応じ、大阪府・市が大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)に計画するIRについて「大阪はすばらしい」と述べ、参画を目指す考えを明らかにした。同社は昨年に東京にオフィスを構え、大阪オフィスは来月9日に開設される。(黒川信雄)

 ローレンス氏は「マカオのカジノ王」の異名を持つスタンレー・ホー氏の息子で、2004年にメルコ社を設立。同社はマカオで3カ所、フィリピンで1カ所のIRを運営し、地中海に位置するキプロスでも開業を予定する。

 ローレンス氏は関西には関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港があり、交通インフラも整うなど「非常に素晴らしいロケーション」と強調。ホテルや国際会議場だけでなく「エンターテインメントの要素をちりばめた」IR開発を目指したいと話した。

 ローレンス氏は事業戦略について、同社がデータベース化した中国人富裕層をターゲットに観光客誘致を行いたいと強調。

 「消費志向が高い一方、相手国の文化やルールを重視するIRの目的に合致する客を呼び込みたい」と述べた。

 日本の外国人観光客は急増しているものの、面積で大幅に少ないシンガポールに肉薄されているとし「日本は無限の可能性がある」と指摘した。

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