佐川氏証人喚問

詳報(1)金子原二郎委員長との質疑全文 佐川氏「官邸からの指示はなく、理財局で対応した」

参院予算委員会で証人喚問を受けて答弁する佐川宣寿前国税庁長官=27日午前、国会(納冨康撮影)
参院予算委員会で証人喚問を受けて答弁する佐川宣寿前国税庁長官=27日午前、国会(納冨康撮影)

 学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる財務省の文書改竄(かいざん)問題に関し、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が27日午前、参院予算委員会で始まった。

 証人喚問では佐川氏が宣誓書に署名、捺印(なついん)した後、まず金子原二郎委員長による質疑が行われた。やりとりの全文は以下の通り。

 金子氏「佐川宣寿君、宣誓書を朗読してください」

 佐川氏「宣誓書、平成30年3月27日。良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また、何事も付け加えないことを誓います。証人、佐川宣寿」

 金子氏「着席してください。証人は宣誓書に署名、捺印してください(※佐川氏が宣誓書に署名後、捺印する)。佐川氏が宣誓書に署名しました」

 金子氏「それではこれから証言を求めることといたし、証人は、ご発言にあたり、証言を求められた事項の範囲を超えてはなりません。そしてご発言の際は、その都度、委員長の許可を得てご発言なさるようにお願いいたします。なお、質問を受けているときはご着席のままで結構ですが、お答えの際は起立してご発言を願います。この際、各委員に申し上げます。本日は申し合わせの時間内で証言を求めるものでありますから、不規則発言等、議事進行を妨げるような言動のないよう、特にご協力をお願い申し上げます」

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