レモンで健康に 生活習慣病予防に効果期待

 同大のチームによる研究では、レモンの1日平均摂取量が0・3個(レモン果汁約10ミリリットル)未満の人より、0・7個(同約20ミリリットル)以上の人の方が最高血圧が低くなった。この結果について、飯田教授は「加齢に伴う血圧の上昇を抑える可能性があると考えられる」と説明する。

 さらに肥満予防も期待できる。肥満になると脂肪細胞から食欲抑制ホルモン「レプチン」が多量に分泌され、体にレプチン抵抗性がついてしまう。抑制がきかなくなり食べ過ぎてしまうが、レモンを多くとっている人は、あまりとらない人よりもレプチンの血中濃度の上昇が抑制される傾向が報告されているという。

 飯田教授は「レモンは生活習慣病などの発症を防ぐため、日常生活に取り入れやすい理想的な食材の一つ」と話した。

骨粗鬆症対策にも

 骨粗鬆症予防では、レモンに豊富に含まれる「クエン酸」が注目される。

 骨づくりに大切な栄養素であるカルシウムは人体に吸収されにくく、食物から摂取しても約70%は体外に排出されてしまう。特に高齢になると、腸から吸収されるカルシウムの量は低下する傾向にある。すると、体は骨に蓄えられているカルシウムを使って補おうとし、結果、骨粗鬆症になりやすくなる。

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