鑑賞眼

新国立劇場「赤道の下のマクベス」 激烈な感情渦巻く処刑前夜

 日本人と朝鮮人が異国の監獄で濃密な時間を過ごし、同じように裁かれた事実を多彩な情感を込めて描く。鄭の唱える「記録する演劇」の真骨頂といえよう。叙情性たゆたう音楽(久米大作)も効果的で、見終わった後に、静かな感銘を与える。

 25日まで、東京都渋谷区の新国立劇場小劇場。(演劇評論家 小山内伸)

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