安倍晋三首相は18日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、「北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため必要なことは、国際社会が一致団結し、北朝鮮が具体的行動をとるまで最大限の圧力をかけていくことだ」と述べ、圧力継続の重要性を強調した。訓示全文は以下の通り。
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本日、伝統ある防衛大学校の卒業式にあたり、これからのわが国の防衛の中枢を担う諸君に心からのお祝いを申し上げます。卒業おめでとう。
諸君の誠にりりしく、希望に満ちあふれた姿に接し、自衛隊の最高指揮官として心強く、大変、頼もしく思います。真に国民のための自衛隊たれ。自衛隊創設以来、このすばらしい理念を胸に、先輩たちは今、この瞬間も荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥にまみれながらも、極度の緊張感に耐え、強い誇りをもって任務を立派に果たしています。