高齢者だけの世帯 必要な栄養取れていますか? 配食サービスなどの利用を

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高齢者だけの世帯 必要な栄養取れていますか? 配食サービスなどの利用を
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 元気で長生きするために大切な毎日の食事。高齢者だけの世帯では単調になりがちで、必要な栄養が取れていない「低栄養」となることが心配されている。低栄養が発端となり、介護が必要な状態になることも少なくないだけに、配食サービスなども利用し、バランスの良い食事をとることが大切だ。(平沢裕子)

同じ物ばかり食べたり回数が減ったり

 低栄養とは、食欲の低下や食事が食べにくいなどの理由から、食事量が減り、体を動かすために必要なエネルギーや筋肉・内臓などを作るタンパク質が不足した状態のこと。低栄養は、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋力低下)などにつながり、放置することで介護が必要な状態へと進む危険が高くなるとされる。

 厚生労働省は、体格指数(BMI=体重キログラム÷身長メートルの2乗)が20以下を低栄養傾向とし、65歳以上の高齢者の割合を調べている。平成28年の国民健康・栄養調査によると、低栄養傾向にあるのは、男性が12・8%、女性が22%。18年には男性13・6%、女性16・8%だったので、女性はこの10年で5・2ポイント増と低栄養傾向が強まっている。また、85歳以上に限れば、男性は4人に1人、女性は3人に1人が低栄養傾向で、必要な栄養が取れていないことがうかがえる。

 独居や高齢者だけの世帯では、同じ物ばかり食べたり、食事の回数が減ったりしがちで、その結果、低栄養となっているおそれがある。また、自分が低栄養であることに気付いていない人も少なくない。

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