矛先は、文部科学省が前川喜平前事務次官の講演内容報告を名古屋市教育委員会に求めた問題にも及び、改竄問題と同様、6野党で合同ヒアリングを定期開催すると表明した。
ただ、午後に開かれたヒアリングの時間帯は、参院予算委員会で民進党議員が改竄問題を追及していた真っ最中。国会審議に復帰しながらも「心ここにあらず」の姿勢を印象づけた。
民進党の那谷屋正義参院国対委員長は「質問時間にヒアリングが行われたことは大変遺憾だ。予算委の動向によって証人喚問が実現できるかどうかの重大局面で『自分たちは自分たちでやる』というのは問題だ」と不快感を示した。(長嶋雅子、松本学)