「美しい日本の憲法をつくる国民の会」中央大会 自衛隊明記と緊急事態条項新設を求め決議

「美しい日本の憲法をつくる国民の会」中央大会で基調提言するジャーナリストの櫻井よしこ氏=14日午後、東京・永田町の憲政記念館(酒巻俊介撮影)
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」中央大会で基調提言するジャーナリストの櫻井よしこ氏=14日午後、東京・永田町の憲政記念館(酒巻俊介撮影)

 憲法改正の国民投票実現に向けて取り組む「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(櫻井よしこ共同代表)は14日、東京・永田町の憲政記念館で中央大会を開き、「国民の生命財産を守るため必要不可欠」な改憲項目として、自衛隊の根拠規定の明記と緊急事態条項の新設を求める大会決議を採択した。

 決議文は、衆参両院の改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2を上回る現状を指摘し、「国会は、主権者国民が国民投票を通じてわが国の将来を選択する権利を行使できるよう、速やかに発議に向けた取り組みを始めるべきだ」と訴え、年内の発議を求めた。

 大会には自民、公明、希望、日本維新の会の各党の代表者が登壇した。公明党の斉藤鉄夫憲法調査会長代理は、自衛隊明記をめぐる党内反応について「明記すべきだという意見と、必要はないという2つの意見があることを正直に申し上げる。一生懸命議論しているところだ」と説明した。

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