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平昌パラリンピックで14日、埼玉県深谷市出身の村岡桃佳(21)がアルペンスキー女子大回転座位で今大会日本勢初の金メダルを獲得し、同市役所(同市仲町)で行われたパブリックビューイング(PV)で観戦していた市民らが歓喜の渦に包まれた。村岡の活躍を受け、同市は特別な表彰を行うことを検討している。
市民ら約100人が集まったPV会場では、村岡の滑走前に「桃佳」コールが起こった。金メダルが決まると、抱き合ったり万歳三唱をしたりして喜びを爆発させた。
PVに駆けつけた村岡の祖母、鯨井和子さん(74)=埼玉県行田市=は孫の4つ目のメダル獲得にうれし涙を流した。鯨井さんは「本人の努力の結果。次もけがをせず頑張ってほしい」と期待した。
1大会4個のメダルは冬季大会の日本選手最多タイで、日本のアルペン勢としては最多記録を更新するなど顕著な活躍をみせる村岡。小島進市長は「市民としてうれしい」と相好を崩し「特別な表彰を設けたい」との方針を示した。
村岡の母校、同市立川本中学校では、校内放送で優勝が報告された。中学2年の藤原恵理さん(14)は「村岡選手はキラキラしていてあこがれる。次の種目も金が取れるよう、生徒全員で応援している」と話した。