学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる財務省の決裁文書の書き換えについて、麻生太郎財務相が12日、省内で記者団に語った内容は以下の通り。
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国会で大きな問題になっていたことを重く受け止め、私から指示し、全省挙げて職員への聞き取り、文書の確認を行い、捜査当局の協力もいただいて、書き換えの事実を調査した。その結果、昨年2月下旬から4月にかけ、本省理財局で計14件の決裁文書の書き換えが行われていた。
決裁を得た行政文書に書き換えを行うことは、極めてゆゆしきことで誠に遺憾。深くおわびする。
今後、捜査に全面協力するとともに財務省として調査を進め、信頼回復に向けて努力してまいりたい。
書き換えが行われた決裁文書は近畿財務局のものがほとんどだが、理財局の指示で書き換えが行われたということが(調査で)出てきている。理財局の一部の職員により行われたことは事実だと思う。(財務省の調査結果は)大阪地検の捜査が終わらないと、完璧なものはできないだろう。