政界徒然草

自民党総裁選に向け接近、石原派と谷垣グループの「弱小連合」気になるウラ事情

【政界徒然草】自民党総裁選に向け接近、石原派と谷垣グループの「弱小連合」気になるウラ事情
【政界徒然草】自民党総裁選に向け接近、石原派と谷垣グループの「弱小連合」気になるウラ事情
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 9月の自民党総裁選に向け、各派閥の動きが活発化している中、石原派(近未来政策研究会、12人)と谷垣グループ(有隣会、約20人)が距離を縮めている。少数で求心力をなくしつつある両者は、総裁選で存在感をアピールするため、将来的な合流を視野に連携強化を模索する。ただ、両者には過去の総裁選をめぐる禍根も残っており、合流に反対の声が出るなど、一筋縄ではいかない状況だ。

 7日夜、石原派と谷垣グループの幹部は都内のホテルで今年2度目となる会合を開いた。石原派からは最高顧問を務める山崎拓元自民党副総裁(81)や森山裕国対委員長(72)らが、谷垣グループからは中谷元・元防衛相(60)や遠藤利明元五輪相(68)らが出席した。今後も月に1回は同様の会合を開き、意見交換を重ねていくことなどを確認した。

 会合後、谷垣グループの川崎二郎元厚生労働相(70)は記者団に対し「われわれが得た情報をお互いに公開しながら、しっかり進むべき方向を熟成させ、結論を出していきたい」と語った。

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