浪速風

森友文書書き換え、お天道様はお見通しだった…いつかばれるとは思わなかったのか

論語に曰(いわ)く。「小人(しょうじん)の過(あやま)つや必ず文(かざ)る」。小人は過ちがあっても改めようとしないで、あれこれ言い訳をして繕おうとする。で、フーテンの寅さんはこう言った。「お天道様はちゃーんと見てるんだ。だから悪いことはできないんだよ」「そこの…。今、ドキッとした、お前。お前だ、お前!」

▶森友文書の書き換えに関与した財務省の職員はドキドキの日々だったろう。国税庁長官を辞任した佐川宣寿(のぶひさ)氏が国会で「交渉記録は残っていない」などと答弁したのがきっかけらしい。答弁と整合性を取るために文書を書き換える。いかにも役人の発想だが、いつかばれるとは思わなかったのだろうか。

▶上層部は知らなかったではすまない。知らなかったのなら、それこそが問題である。もはやつまらぬ言い訳はしない方がいい。それにしても「官僚の中の官僚」を自負してきた財務省の劣化にあきれる。ここで膿(うみ)を出し切らなければ、日本という国の箍(たが)が外れてしまう。