【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(9)日本がつぎ込んだ巨額資金 「痛い目」を何度見れば…(1/4ページ) - 産経ニュース

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海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり

(9)日本がつぎ込んだ巨額資金 「痛い目」を何度見れば…

【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(9)日本がつぎ込んだ巨額資金 「痛い目」を何度見れば…
【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(9)日本がつぎ込んだ巨額資金 「痛い目」を何度見れば…
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 競技よりも当初は「南北」による政治ショーの方に注目が集まった平昌五輪。「行かぬ」と、一旦は決めたはずの日本首相が開会式に出席したのは、アメリカの圧力か、与党内の一部の意見に妥協した結果か、は知らない。だが、案の定というべきか。韓国大統領との首脳会談で改めて慰安婦問題の合意履行を迫ったものの、相手側は馬の耳に念仏のごとし。さりとて、日本政府が拠出した10億円を返す気配もない…。

 国同士の約束事をいとも簡単にホゴにしてしまう不誠実な態度に、多くの日本人は怒り心頭だが、日本と朝鮮半島の「お金」をめぐる、これまでの歴史を振り返れば、相手側の対応も別段、驚くには当たらない。

 今さら言うまでもないが、そもそも「戦後補償」なる問題は、昭和40年の日韓請求権・経済協力協定によって、すべて「解決済み」である。日本は、5億ドルという当時の韓国国家予算を上回る巨額の資金供与(有償・無償)を約束し、お互いの請求権問題は、完全かつ最終的に解決していたからだ。

 つまりこのとき、韓国側だけが、請求権を放棄したのではなくて、日本も、公的資産のみならず、朝鮮の地で個人が築き上げた私的財産まで、すべて最終的に放棄させられたことを忘れてはならない。