兵庫県新温泉町が誇る清流・岸田川の河口周辺で3日、「岸田川クリーン作戦」が行われ、地元住民ら約110人がゴミの回収に汗を流した。
貴重な地形や地質が残る自然公園「山陰海岸ジオパーク」エリアの同川などの環境を保全する目的で、町などが主催。この日は、西村銀三町長や地元の県立浜坂高校生、地域のボランティアグループらが、河口から上流約2キロまでを2グループに分かれて、散乱する空き缶やペットボトルなどを拾っていった。
約1時間の清掃奉仕で計約520キロのゴミを回収。昨年からほぼ半減したものの、河口周辺では流木や発泡スチロールの空き箱の断片などが目立ち、バッテリーやトタン板、古タイヤの不法投棄もあった。
参加者は「ポイ捨てされた一つ一つのゴミが集まると、美観を損ねることがよくわかった」と話した。