シニア向け粉ミルクが続々 美容にスポーツに

潜在的な利用者

 開発を始めた背景には、乳児用粉ミルクを健康のために飲みたいと考えるシニア層の存在があった。同社には「足腰が弱くなる予防のために飲んでもいいか」などと、乳児用粉ミルクの利用に関する問い合わせが続いていた。同社が調査してみると、特に50〜60代の女性で実際に利用している人が一定数いることが分かった。

 商品開発部の河内慶子さんは「赤ちゃんが飲むものイコール体に良いものというイメージがある。しかし、粉ミルクは赤ちゃんにとっての完全食で、食事もとれる大人にとっては異なる」と話す。乳児用に比べ、タンパク質を多くし、脂質を抑えた上で、シニア層に必要な成分を加えた新商品の開発に至った。

筋力維持と美容に

 アクティブシニアが増える中、ただ長生きするのではなく、「健康寿命」を延ばしたいというニーズが高まっている。雪印ビーンスタークが40〜69歳の男女600人に実施した意識調査では、今後も一番維持させたいものの1位は男女ともに「記憶力」。2位は男性が「筋力」、女性は「肌の状態」だった。