シニア向け粉ミルクが続々 美容にスポーツに

雪印ビーンスタークの「プラチナミルク」。右から「forバランス」「forパワー」「forビューティ」 (松田麻希撮影)
雪印ビーンスタークの「プラチナミルク」。右から「forバランス」「forパワー」「forビューティ」 (松田麻希撮影)

 大人向けの「粉ミルク」が注目されている。一般的には赤ちゃんが飲むものと認識されてきた粉ミルクだが、近年はメーカー各社が成人、とくにシニア向けに商品開発。単なる健康増進にとどまらず、アクティブシニアの増加に伴い、スポーツや美容に関心のある人をターゲットに栄養成分を配合したものもある。(松田麻希)

そもそも粉ミルクって?

 そもそも粉ミルクとは何か? 離乳食開始前の乳児の栄養補給源は母乳または粉ミルクに限られる。乳児用粉ミルクは母乳の代替食品で、乳児が確実に成長するため、必要とされる全ての成分が含まれている。

 粉ミルクの主要な原料は牛乳。ここから、母乳には含まれないものを減らし、逆に母乳にあるが牛乳にないものを追加する。魚油など独特のにおいやえぐみが気になる材料を加えても赤ちゃんが飲んでくれるよう、メーカーは調味技術を磨いてきた。

 粉ミルクやベビーフードなどを手がける雪印ビーンスターク(東京都新宿区)は、大人向け粉ミルク「プラチナミルク」を昨年9月に発売した。同社は雪印乳業(現雪印メグミルク)時代を含めると、60年以上の母乳研究と粉ミルク製造・販売の歴史を持つ。