新幹線台車亀裂

他の車両は大丈夫なのか…川重は東京、大阪、神戸の地下鉄や私鉄も製造

新幹線の重大インシデントについて謝罪する(左から)川崎重工の小河原誠・常務取締役車両カンパニープレジデントら=2月28日、神戸市中央区の川崎重工神戸本社
新幹線の重大インシデントについて謝罪する(左から)川崎重工の小河原誠・常務取締役車両カンパニープレジデントら=2月28日、神戸市中央区の川崎重工神戸本社

 ほかの車両への影響はないのか。川崎重工業によると、同社はJR西日本のほか、JR東日本や東海、九州の新幹線や在来線をはじめ、東京や大阪、神戸の地下鉄、京阪などの私鉄車両も製造しているという。

 ただ、台車については在来線や私鉄などJR西と東海のN700系以外は、製造作業が異なり、台車枠を削る作業はなく、「安全性に問題はない」としている。

 問題のあった工程で作られた川崎重工業製台車は平成19〜22年に約1600台納品し、約800両につけられた。JR西によると、台車枠の厚さが設計基準の7ミリよりも薄かったのは100台に達し、18編成に用いられているという。

 また、超音波探傷検査では22台に微細な傷を確認したが、JR西は定期的に超音波探傷検査を続け、傷に進展がないことを確認しており、台車枠の強度に影響はなく、交換までの間も運行は継続させるという。

 JR西には、他のメーカーの台車も納入されているが、川崎重工業以外は鋼材を削るような工程を入れておらず、JR西は「(強度の)問題は生じない」としている。他社(4社)の全921台も順次検査しており、検査を終えた165台のうち傷が確認できた台車は2台だけだった。

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