浪速風

民泊女性不明事件はインバウンドの暗部か ヤミ民泊横行、無防備であってはならぬ

昨年1年間に大阪府を訪れた外国人客は過去最多の1111万人に達した。前年比18%増、5年前に比べると5倍以上で、消費額も初めて1兆円を超えた。天井知らずの伸びである。「YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組がある。米国籍の男(26)は「観光目的」としているが…

▶兵庫県三田市の女性会社員(27)が所在不明となり、大阪と京都の4カ所で切断された遺体が見つかった。監禁容疑で逮捕された前述の男が遺棄したことを認めた。動機などはまだわからないが、SNS(会員制交流サイト)で知り合ったという。旅館業法の許可などを得ない「ヤミ民泊」が犯行の舞台になった。

▶インバウンド(訪日外国人)の急増で宿泊施設が足りず、マンションの空き部屋などを利用した「ヤミ民泊」が横行している。身元チェックが不十分で、かねて犯罪の温床になりかねないと指摘されていた。日本の治安の良さは誇りにしていいが、無防備であってはならない。