多摩川花火、今年から10月開催に 昨年は落雷…天候不安定な夏を回避

平成22年の多摩川花火大会の様子(川崎市提供)
平成22年の多摩川花火大会の様子(川崎市提供)

 川崎市と東京都世田谷区は、毎年8月に多摩川両岸の河川敷で同時に開いている「多摩川花火大会」と「世田谷区たまがわ花火大会」を今年から10月開催に変更することを決めた。豪雨などで天候の不安定な夏を避けるためとしている。

 両花火大会が荒天のため中止となった昨年は、世田谷区側の河川敷に落雷があり、花火を見るため来ていた9人がしびれなどを訴えて病院に搬送された。

 今年は10月13日に開き、開始時間を1時間繰り上げ、午後6時からとする。例年通り、両岸で計約1万2000発の打ち上げを予定している。

 世田谷区の担当者は「川崎市や警察などと協議し、来場者の安全をさらに確保するため日程変更を決めた」と話している。

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