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(116)認知症の予防へ 大人になっても学び続けて 高齢でも禁煙を 生活習慣見直そう

 中年期の聴力低下も、認知症のリスクが高いことが分かっています。聴力低下はさまざまな原因で起きるので予防は難しいのですが、治療や補助具などで人とのコミュニケーションができるようにすることが大切です。

 喫煙者には、禁煙が勧められます。高齢者では「今さらやめても」と思う人も多いのですが、高齢になってからの禁煙も意味があるとされています。

 そして、糖尿病や高血圧など生活習慣病がある人は、きちんと治療を受け、血糖値や血圧をコントロールすることが、認知症を予防することにつながります。体を動かし、周りの人たちとの関係を保つことも大事で、外に出かけて友人との食事や旅行を楽しむことが勧められます。

 冒頭の女性にこれらの話をしたところ、「実は週刊誌の見出しに『降圧薬で認知症になる』とあって気になっていたの。でも、高血圧のままの方が認知症のリスクが高いなら治療した方がいいわね」と納得してくれました。降圧薬を飲み始めた後は血圧が安定し、「体調もよくなった」と話してくれました。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

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