民泊女性不明事件

服を着ていない胴体、両腕、両足…切断遺体、相次いで発見 大阪・島本町、京都・山科区の山中計3カ所で

兵庫県三田市の女性会社員とみられる遺体の一部が発見された建物=24日午後10時43分、大阪市西成区 (安元雄太撮影)
兵庫県三田市の女性会社員とみられる遺体の一部が発見された建物=24日午後10時43分、大阪市西成区 (安元雄太撮影)

 兵庫県三田市の女性会社員(27)が所在不明となり、大阪市西成区の宿泊施設で女性とみられる人の頭部が見つかった事件で、兵庫県警三田署捜査本部は26日、女性を監禁した疑いで逮捕された米国籍の男の供述に基づき、大阪府島本町の山中2カ所と京都市山科区の竹林の計3カ所で、人の胴体と両腕、両足を見つけたと発表した。県警はいずれも女性の可能性があるとみて、近く死体遺棄と死体損壊容疑で男を再逮捕するとともに、殺害容疑での立件も視野に捜査する方針。

 男はバイラクタル・エフゲニー・ヴァシリエヴィチ容疑者(26)。

 県警などによると同容疑者は逮捕当初、女性について「知らない」と供述したが、その後、遺体を山中に遺棄したことを認めた。捜査員が25日、同容疑者を現場に同行し、同日午後6時10分ごろ、大阪府島本町桜井の山中で服を着ていない胴体を発見した。

 同7時半ごろには、約600メートル離れた同町桜井台の山中で両腕を発見。さらに午後10時半ごろ、京都市山科区上花山花ノ岡町の竹林内で両足を確認した。遺体はいずれも土の上に置かれていたという。県警は民泊として使われていた西成区の宿泊施設で見つかった頭部と合わせ、1人分の遺体になるとみている。

会員限定記事会員サービス詳細