平昌五輪

平野歩夢、絶対王者と同じ演技で銀、採点方法がおかしくないか?

■平野の完成度は高かった

フィギュアスケートや体操のように、一つ一つの技に対する基礎点などはなく、あくまで相対評価。序盤で高得点を出すと、その後に高難度の技が出てきた場合に採点に困る。そのため、100点満点は最終滑走者の3回目以外には出せない仕組みになっている。

決勝では、1回目にホワイトが縦に2回転、横に4回転するダブルコーク1440(DC14)を成功させて94・25点をマーク。これが2、3回目の採点の基準となった。平野は2回目で、高さのあるストレートエアを決めた後、DC14を2連続でつなげ、さらにダブルコーク1260(縦2回転、横3回転半)を2本連続して成功させた。DC14の連続技は、1月に行われたプロ大会「冬季Xゲーム」で平野が世界で初めて成功させた世界最高難度のルーティーン。にもかかわらず、ホワイトの1回目とわずか1・00点差しかつかなかった。

野上氏は「平野の完成度はとても高かった。ただ、後ろにスコッティ・ジェームス(豪州)とショーンがいて、3本目の滑走も残っていた。後の採点に余地を残したジャッジだった」と悔しがった。

一方、ホワイトは3回目の最終滑走で、DC14の連続技の間にロデオ540(横1回転半)を挟んでダブルマックツイスト1260(縦2回転、横3回転半)、ダブルコーク1260を成功。最終滑走者への大歓声と、ホワイトの派手なガッツポーズも主観ジャッジには少なからず影響があったと考えられる。平野を2・5点上回る97・75点をたたき出し、見事3度目の五輪王者に輝いた。

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