浪速風

「(五輪旗を)そんなに早く降ろさないで」「そだねー」

【平昌五輪】決勝進出を逃し、引き揚げる日本代表の(左から)吉田知那美、鈴木夕湖、藤沢五月、吉田夕梨花=23日、韓国・江陵カーリングセンター(早坂洋祐撮影)
【平昌五輪】決勝進出を逃し、引き揚げる日本代表の(左から)吉田知那美、鈴木夕湖、藤沢五月、吉田夕梨花=23日、韓国・江陵カーリングセンター(早坂洋祐撮影)

「(五輪旗を)そんなに早く降ろさないでという感じがしました」。1992(平成4)年、フランス・アルベールビル冬季五輪でフィギュアスケート女子シングル銀メダルに輝いた伊藤みどりさんの、閉会式での弁。日本はそれまでの冬の大会で最多の7個のメダルを獲得し、大いに沸いた。

▶閉会式の会場で間近に見た選手たちの、晴れやかな表情を思い出す。戦い切ったすがすがしさがあふれていた。やはり日本のメダルラッシュとなった平昌(ピョンチャン)五輪。とうとう明日、閉会してしまう。美しいスポーツの精神があちこちで見られた。大会を利用しようとする北朝鮮の思惑など、醜悪なものとして吹き飛ばした。

▶熱戦は、なおしばし続く。試合中の会話や間食も温かい話題となったカーリング女子は、銅メダルをかけた戦いに挑む。最後まで応援したい。終わりが近づくにつれて、冒頭の伊藤さんの感想に、わがカーリング女子の言葉で応じたい気がしている。「そだねー」