「ユニバーサルマナー」を企業が積極導入 さまざまな人と暮らす心遣い、東京五輪・パラや大阪万博に向け機運急上昇

 以来、検定は企業の間で急速に浸透。イオングループは2020年までに7万人の取得を目指している。大同生命は全役職員7200人が取得。ほかに丸井グループ、大和ハウスグループなど大企業が積極的に取り入れ、これまでの認定取得者は約6万人にのぼる。

関西財界で「特別賞」

 特に、世界中からさまざまな人が集まる東京五輪・パラリンピックに向けて機運が急上昇しているという。講師の岸田ひろ実さんの長女で、ミライロ創業メンバーの1人でもある岸田奈美広報部長(26)は、「ユニバーサルマナーは人権教育やCSR(企業の社会的責任)の枠を超え、事業を含む企業活動そのものに根ざすようになってきた」と話す。

 ミライロは、関西経済同友会などが2月8、9日に開いた関西財界セミナーで、障害者の視点から新たなビジネスモデルを確立したことなどが評価され「関西財界セミナー賞・特別賞」を受賞した。

 岸田広報部長は、政府や大阪府・市、経済界が誘致を目指している万博にも貢献したいと話し、「大阪でユニバーサルマナーをもっと普及させれば、関西の競争力を高められる」と地域の発展も見据えている。

 ユニバーサルマナー検定は、企業の要請に応じて出張方式で開催されるほか、個人で受講できる講座が大阪、京都、広島、東京、福岡などで順次開催されている。また3級はオンラインでの受講も可能だ。受講料は3級5000円、2級1万5000円。ユニバーサルマナー検定の公式ウェブサイト( http://www.universal-manners.jp/ )で受け付けている。

▼ユニバーサルマナー検定 ウェブサイト(外部サイト:http://www.universal-manners.jp/ )