米トルコ対立

「米はパートナー選び誤った」トルコ・チャブシオール外相寄稿

 トルコはシリア、イラクと約1290キロの国境線を共有している。トルコの積極的貢献がなければ、いわゆる「イスラム国」(IS)に勝利を収めることもできなかったはずだ。

 米政府当局者はわれわれに、ISが再結集しないよう引き続き関与し、シリアで部隊を展開させる必要があると説明した。しかし、米政府の現地でのパートナー選びが、トルコと米国の間で行き詰まりを招いた。

 米政府がパートナーに選んだ「人民防衛部隊(YPG)」とは、テロ組織「クルド労働者党(PKK)」の別名称に過ぎない。両組織は同じ幹部に率いられ、共通の組織・軍事的形態を持ち、同じプロパガンダ手法と資金源を持っている。

 それが米国から提供された兵器を使い、米国によって訓練されていることにわれわれは愕然としている。それは北大西洋条約機構(NATO)の理念を根本から覆すものだ。

 われわれは、このような政策が同盟の信頼性を損なうことに米政府が気付き、同盟国と自らの長期的な国益を再び優先させる方向で修正すると確信している。YPGに依存すること自体が米政府の失策だ。