主張

プーチン大統領 長期政権の本質見極めよ

 プーチン政権は、ロシアが外敵に囲まれているとの政治宣伝を入念に行っているという。ドーピング問題により、平昌五輪は「ロシア不在」となった。この件についても、プーチン氏は米国などの画策と反論している。

 トランプ米政権の核戦略見直しは、ロシアが戦術核で周辺国を威嚇していることが背景にある。対外強硬姿勢は、新たな紛争をもたらす危険もはらんでいる。

 安倍晋三首相はプーチン氏との接触を重ね、個人的な信頼関係を構築してきた。ともに長期政権で、首脳同士で決断しやすいという理屈はあるだろう。

 ただし、他国の領土を侵して支持を広げる政治指導者が相手である。共同経済活動が領土問題の解決につながる保証はない。国益を損なわない付き合いが肝要だ。

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