平昌五輪

音楽業界羽生結弦フィーバー 演技の使用曲に注文殺到

男子フリーの演技を終えた羽生結弦=江陵アイスアリーナ(撮影・松永渉平)
男子フリーの演技を終えた羽生結弦=江陵アイスアリーナ(撮影・松永渉平)

 平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで五輪連覇を成し遂げた羽生結弦。歴史に残るフリー演技で使用された楽曲に注文が殺到し、レコード会社がCDの追加生産に乗り出す事態になっている。ショートプログラム(SP)のクラシック曲や、競技後のインタビューでお気に入りと答えた曲の人気も過熱。音楽業界は「氷上のプリンス」がもたらした突然のバブルに沸いている。

連覇支えた「和」のメロディー

 羽生は、歴史的な快挙を達成した18日のフリープログラム「SEIMEI」で、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明をイメージして優美に演じた。

 会場に流された音楽はその世界観を表現しており、「和」の雰囲気を基調にモダンな旋律を取り混ぜた美しいメロディーだった。

 この楽曲は、映画音楽やテレビドラマの音楽を数多く手がける作曲家、梅林茂によるものだ。狂言師、野村萬斎が晴明を演じた人気映画「陰陽師」(01年)、「陰陽師II」(03年)の劇中曲として作られ、15年に「オリジナルサウンドトラック『陰陽師』コンプリート」としてCDが発売された。

 CDは2枚組で全50曲が収録されており、羽生の演技にはそのうち「荒ぶる神」「五芒星(ごぼうせい)」など7曲が編集され盛り込まれている。

会員限定記事会員サービス詳細