加熱不十分な肉食べた人は献血控えて! 輸血からE型肝炎 献血者が鹿肉で感染? 

 ■HIVは2重検査すり抜けも

 近年の輸血をめぐるウイルス感染では、60代男性がエイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染したことが平成25年に報告されている。

 日本赤十字社では、血清学的検査と核酸増幅検査(NAT)の2種類でHIVをチェック。これらの検査は、ウイルス感染者の抗体やウイルスの有無を調べるものだが、感染して8週間程度だと検出できず、この期間に献血すると検査をすり抜けてしまう可能性がある。日赤は献血時にHIV感染リスクや肝炎罹患の有無などの問診を強化している。

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