奈良の中学生DJ、史上最年少で「金メダル」 緩急自在、世界をうならせたセンスとテクニック

 そこでも、抜きんでたスキルと「演奏中は自分の世界に入って楽しんでいるから緊張しない」と言ってのける「ハートの強さ」を武器に、20年前に当時15歳だったカナダ人DJ「A-Trak」が打ち立てた最年少記録を「12歳」に塗り替え、世界の頂点に立った。

今後の飛躍期待 「将来は作曲も」

 もっとも、未成年ゆえに活躍の舞台は大会や昼間の音楽イベント、ワークショップなどに限られる。クラブには法律上立ち入れないが、母、知里さん(43)は「日本ではクラブに対する偏見から、『中学生でDJなんてやって』と批判的に見られることが多い」と心配する。HI-Cさんは、「この世界は子供を想定していなかったので、今は演奏できる場所が少ないが、その開拓者に玲那がなれればいいと思う」と期待を寄せる。

 世界大会優勝後は海外からオファーや留学の誘いが殺到しているといい、さらなる飛躍が期待される。玲那さんは「今年の目標は、DMC世界大会で2連覇すること。将来は作曲も勉強してアルバムを出したい」と屈託のない笑顔で夢を語った。

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