京都市東山区の湯豆腐店「清水順正おかべ家」で17日、恒例の「ゆどうふ食べくらべ大会」が開かれた。豆腐10丁と4分の1(計約4キロ)をたいらげた福島県南相馬市の警備員、内山貴史さん(29)が優勝した。
五花街のひとつ宮川町の芸舞妓(げいまいこ)をはじめ、全国から胃袋自慢が集まり、「とう(10)ふ(2)」にちなんで102人がエントリー。計30分間で一丁約400グラムの湯豆腐をどれだけ食べられるかで競い合った。
参加者らは、はじめは勢いよく豆腐をほおばっていたが、次第に苦しそうな表情に。決勝戦は男性参加者同士の一騎打ちとなり、互いに制限時間いっぱいまで懸命に豆腐を口に運んだ。
内山さんは「優勝できてうれしい。苦しかったが、地元の人たちの応援があって力強かった」と話していた。