「あとは、何でしたっけ(4年前からの青写真は?)全然ですね。19歳のときに取ったあの時、すぐに世界選手権があって、一番覚えているのはメディアに『最初に何がしたいですか』と聞かれて、『サルコーの練習』と。(ソチ五輪の)フリーのリベンジがすごくしたくて臨んだ世界選手権で。でも、サルコーの練習ばかりしていたら絶対的な自信を持っていた4回転トーループでミスをしてしまって、フリーで何とか挽回して優勝できた」
「その後、手術もあって、捻挫もし、本当に、けがと病気と、ずっと苦しみながらこの4年間を過ごしてきた。それは思い描けなかったですね」
「でも、正直に言えるのは、もし何もなくて、NHK杯でけがをするまで順風満帆で何もなくうまくいっていたら、たぶん今回の五輪で金メダルをとれていなかった。いろんなことを学んで、生かせたのが今回のけがからの復帰だと思う」(下に続く)