経済裏読み

ちぐはぐな韓国の外国人客誘致作戦 外国人向けツアーバス利用者は韓国人ばかりで、交通観光カードも使ってくれない…

 さらに外国人が好む観光やショッピング、エンターテインメント分野の約180社、2192カ所の売り場でこのカードを提示すれば、割引などさまざまなサービスを受けることができるとしている。

 そして聯合ニュースは今月、韓国訪問委員会のまとめとして、このコリアツアーカードが発売から1年で販売枚数20万枚を超えたと報じた。ただ、実際には外国人観光客によるカードの利用率は約2%にとどまる計算で低調らしい。

 聯合ニュースは、利用率が低いのは空港や駅など販売場所が限られているためだとする業界関係者の分析を紹介した。こうした状況を克服するため、韓国訪問委員会はカードのメリットを多様化し、大幅に拡充する一方で海外でのPRを強化し、香港のスマート総合交通カード「オクトパスカード」、日本の大阪観光局発行の「大阪周遊パス」のように韓国を旅行する外国人個人観光客向けに特化した交通カードに改める計画だという。

釜山のシティツアーバスの韓国人比率は90%

 さらに、韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)に「外国人向けのシティツアーバス、利用者は韓国人ばかり!?」の見出しが躍った。

 同紙によれば、シティツアーバスは全国81の市・郡で運行しており、1万〜1万8千ウォン(約1千〜1800円)払うだけで、最長で2日間、主な観光地をめぐることができる。国内旅行を楽しむ人らの間で、実益のある旅行方法として注目を集めており、当初は外国人向けとの認識だったが、最近は韓国人利用者の比率が高くなっているという。