浪速風

建国記念の日を素直に祝いたい 偏った歴史観や神話観はうんざりだ

神武天皇をおまつりする橿原神宮=奈良県橿原市
神武天皇をおまつりする橿原神宮=奈良県橿原市

「梅正に綻(ほころ)びそむる紀元節」「人の世になりても久し紀元節」(正岡子規)。実に素直な喜びがにじみ出ている。子規が活躍した明治には、だれしもそうだったのではないか。紀元節とは、初代神武天皇の即位の日に基づいて定められた祝日。現在の建国記念の日に当たる。

▼いま、この日、率直な祝賀の気分がどれほどあるのだろう。占領下、連合国軍総司令部は神道を敵視する政策を行い、2月11日を祝日とすることを認めなかった。独立後も、日本人でありながら日本を嫌悪するような思潮がはびこり、建国記念の日が祝日になるのは遅れた。この日に反対する集会が開かれるのも、戦後のゆがんだ姿である。

▼もう、こんな偏った風潮は終わりにしていい。いや、実際に終わりに向かっているのだろう。神武東征を題材に、誇り高く日本の成り立ちを歌った2日の「海道東征」公演は、今回も大盛況だった。偏った歴史観や神話観はうんざりだ。素直に建国を祝いたい。