アルマーニ標準服の銀座・泰明小校長「説明不足あった」と反省も、「変える考えない」

 高級ブランド「アルマーニ」がデザインした標準服を採用した東京・銀座の中央区立泰明小学校の和田利次校長が9日、区役所で会見し、「保護者や卒業生ら各所への説明不足があったと反省している。準備が難しい生徒には個別に相談に応じる」と述べ、理解を求めた。採用については「変える考えはない」と話した。

 和田校長は導入の経緯について「私の学校経営に対する思いで始まった。合意形成があったわけではない」と説明。高級ブランドのデザインである必要性を問われると、「銀座の街の特色を学校の中にも持ち込めないかと思った」とし、「泰明小らしさを表現する方法の一つだ」と話した。

 新標準服の販売価格は上着など4点で4万円以上で、現行の約2・5倍になる見込み。着用は義務づけられていないが、区には保護者らから負担増を懸念する声が寄せられていた。

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