平昌五輪

フィギュア団体 宇野昌磨、SPで圧巻の100点超え演技で首位

 平昌冬季五輪は大会初日の9日、江陵アイスアリーナでフィギュアスケート団体が行われ、男子ショートプログラム(SP)の宇野昌磨(しょうま)(20)=トヨタ自動車=が1位。ペアSPまでの2種目を終え、日本は3位で発進した。

 得点を確認すると、笑顔で自ら手をたたいた。五輪の舞台で初めて滑った宇野のSPは、ただ1人大台超えの103.25点。トップを争うとみられたネーサン・チェンらが大崩れする予想外の展開の中、2位に15点近い差をつける圧巻の演技だった。

 有力選手の相次ぐジャンプ失敗を目前で見ての最終滑走。「自分も失敗するかな」と不安の中での幕開けだった。実際、弦楽が奏でる音色に乗っての4回転フリップは、乱れた着氷を必死にこらえる滑り出しだった。

 転倒にはならず、「思ったよりも体は動いている」と立て直せた。課題だった4回転-3回転の連続トーループを着氷させ、「一番良かったところ」と喜んだ。

 午前中に行われた演技。公式練習は午前7時すぎとさらに早かった。同5時に起き、「すごい眠い中で無理はしなかった」と練習前のアップなどもほとんどしなかった。初の五輪にも「特別な緊張感はなかった」と言える自然体が、功を奏した。

 個人種目へ弾みをつけただけでなく、フリー進出を狙う日本の先頭打者として小林芳子監督が期待した「スタートダッシュ」にも見事に応えた。(平昌 田中充)

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