NY株、8日終値1032ドル安 「ブラックマンデーを想起」 米運用会社幹部、数カ月は「相場不安定」

 ティマー氏は、低水準で推移してきた長期金利は相場の材料として重要視されてこなかったが、今回の金利上昇を機に、株価の割高感を意識した投資家が一斉に株売りに走ったと分析。同様の状況は長期金利高騰の中で起きたブラックマンデーでもみられたという。

 ティマー氏は割高な株価が今回のような調整を経ずに放置されれば、いずれ「87年のような深刻な結末を迎えただろう」と指摘。「この先数カ月は不安定な相場が続く」としている。

 ブラックマンデーに至るまでの時期は、米国の財政・経常収支の「双子の赤字」への市場の警戒感が高まっていたとされる。今週、議会が合意した2会計年度分の予算案は歳出上限を大幅に引き上げており、国債増発で財政が悪化するとの懸念が投資家心理を暗くしているとの声もある。

 一方、5日の値動きを下落率でみると4・6%に過ぎず、ブラックマンデーの下落率(22・6%)には遠く及ばない。このため5日や8日の株価下落の衝撃は小さいとの指摘もある。