アジア初「早老症」国際シンポ 千葉・木更津で16日から開催

 見た目や内臓の老化が通常より早く進み、関連疾患にもなりやすくなる希少難病「早老症」に関するアジア初の国際シンポジウム「早老症と関連疾患」(大会長・横手幸太郎千葉大大学院医学研究院細胞治療内科学講座教授)が16〜18日、千葉県木更津市のかずさアカデミアホールで開かれる。

 代表的な早老症であるウェルナー症候群は世界の患者の6割以上を日本人が占めるなど重要な疾患。さらに早老症研究は老化メカニズムの解明にも寄与するだけに、最新の知見に触れる貴重な場となりそうだ。

 早老症は他にも、コケイン症候群やロズムンド・トムソン症候群などが国の難病指定を受けており、日本の患者数は2000人程度と推定される。

 シンポは難病医学研究財団との共催で、世界の第一線の研究者を招き、主に英語で行われる。iPS細胞の応用をはじめとする最先端の研究発表だけでなく、国内外の患者や研究者が交流できる場も設けられる予定だ。

 医師や研究者、患者とその家族が対象で、参加費は医師・研究者が1万5000円、学生7000円、患者・家族4000円。シンポのホームページはhttp://www.jtbw-mice.com/recq2018/(英語)。問い合わせはEメールでrecq2018@west.jtb.jpへ。

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