浪速風

角さんは雪の怖さを知っていた 国民の生命と財産守るのが政治、なのに国会は相変わらず「モリ・カケ」…

北陸で大雪 冠雪により止ってしまった国道8号線。閉じ込められたドライバーが雪かきを行っていた=7日午前、福井県坂井市(彦野公太朗撮影)
北陸で大雪 冠雪により止ってしまった国道8号線。閉じ込められたドライバーが雪かきを行っていた=7日午前、福井県坂井市(彦野公太朗撮影)

昭和37年末から38年2月にかけて、北陸地方を中心に日本海側では気象史上に残る大雪となった。福井市の213センチは都道府県庁所在地の最深積雪記録である。死者228人、行方不明3人、住宅の全壊753棟という大きな被害をもたらした。「三八(サンパチ)豪雪」と呼ばれる。

▶大蔵大臣だった田中角栄は災害救助法を適用させた。それまで「雪は春になれば解ける」と、豪雪に適用されたことはなかった。新潟出身の角さんには、雪の恐ろしさが身に染みていた。北陸などでまたも大雪に見舞われ、福井では37年ぶりに積雪が130センチを超えた。車1500台が立ち往生し、自衛隊に災害派遣を要請した。

▶わずか数センチの雪であたふたする大阪や東京では想像もつかない。「列島改造論」の評価はさておき、角さんは厳しい雪国の暮らしを何とかしたいと心を砕いた。国民の生命と財産を守るのが政治家の使命ではないのか。なのに国会は、相も変わらず「モリ・カケ」とは。