浪速風

「足4の字固め」は本当に痛かった…叙勲のデストロイヤー、これほど日本で親しまれた外国人はいない

3日、米バファローでの外国人叙勲伝達式であいさつするザ・デストロイヤー(黒瀬悦成撮影)
3日、米バファローでの外国人叙勲伝達式であいさつするザ・デストロイヤー(黒瀬悦成撮影)

子供のころ、金曜夜はテレビのプロレス中継にかぶりついた。「61分3本勝負」の1分が不思議で、メインイベントの前にスポンサーの電気掃除機がリングを掃除するのを覚えている。昭和38年5月24日に行われたザ・デストロイヤーと力道山のWWA世界選手権は64%という驚異的な視聴率だった。

▶「白覆面の魔王」の得意技「足4の字固め」が決まったが、力道山が体を反転させて裏返しになると、攻守が逆転する。どちらもギブアップせず、レフェリーが引き分けを宣したが、絡み合った両者の足はなかなか外れなかった。友達とプロレスごっこでやってみて、思わず「イタタッ」と悲鳴を上げた。

▶世代によっては、バラエティー番組で和田アキ子さんにハリセンでたたかれるコミカルな姿がおなじみかもしれない。これほど日本で親しまれた外国人はいない。昨年秋の叙勲で受章した旭日双光章が伝達された。覆面のせいか、87歳の高齢には見えなかった。