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(113)エナジードリンク カフェイン過剰摂取に注意

 また、日常的にエナジードリンクを飲む子供に、「頭痛・イライラ・疲労感・安眠できない」という4つの症状が多く見られ、原因としてカフェインの過剰摂取が挙げられます。カフェインは眠気を取り、一時的に記憶力や集中力を増しますが、長期間にわたって過剰摂取を続けると、記憶や認知機能が低下する可能性があります。無気力・注意散漫となる離脱症状や睡眠障害を起こすという報告もあります。

 多量のカフェイン摂取は、アルコールと同じように脳にダメージを与える可能性があります。脳は20歳を超えるまで成長を続けており、10代の脳は傷つきやすく影響を受けやすいことから、注意が必要です。

 海外では、カフェインの取り過ぎに注意を呼びかけている国もあります。カナダでは、4〜6歳は1日に最大45ミリグラム、7〜9歳は同62・5ミリグラム、10〜12歳は同85ミリグラムまでとしています。エナジードリンクに含まれるカフェイン量は、1本(250〜350ミリリットル)当たり80〜150ミリグラム。小学生の場合、1本飲むだけでもカフェインの取り過ぎになるといえます。

 眠気覚ましにエナジードリンクを飲んでいる受験生には、カフェインに頼るのではなく、睡眠時間をきちんと確保して試験に臨んでもらえればと思っています。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

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