ネットニュースでも話題になった「子どものいない人生」どう生きていく?

ネットニュースでも話題になった「子どものいない人生」どう生きていく?
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 少子高齢社会で何かと肩身の狭い「子ナシ」層。「かわいそうな人」「出生率に貢献していない」といった負のイメージから、表だって存在が語られることは少なかった。だが一昨年、女優、山口智子さん(53)が「産まない理由」を公表したあたりから、子ナシ人生を前向きに考えようとの議論が活発化している。多様性社会の大きな塊として、購買力に注目する業界もある。(重松明子)

 昨年末。トレンドウォッチャー、くどうみやこさん(50)の「『子どものいない人生』どう生きていく?」という問題提起が話題を呼んだ。

 ウェブのダ・ヴィンチニュースと東洋経済オンラインに掲載された記事が、それぞれ配信日のアクセスランキング1位を獲得。転載先のヤフーニュースでは1800件を超すコメントが寄せられた。

 「さまざまな立場の方から共感や賛否が寄せられ、子ナシの話題への反響の大きさに驚いた。ママの大変さは理解されても子ナシの主張はたたかれると感じていたが、山口さんの告白(平成28年『FRaU』3月号)で潮目が変わってきたと思う」とくどうさん。

 同時期に出版した『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(主婦の友社)も即重版となった。

 くどうさん自身は31歳で結婚。仕事優先で妊活を先送りしているうちに40代に突入。間もなくがんが発覚して子宮を摘出し、子ナシ人生が確定した。「早く産んでおけばよかった」

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