奥茂治氏が帰国、出国禁止は７カ月超

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　【ソウル＝桜井紀雄】朝鮮半島で女性を強制連行したと偽証した故吉田清治氏が韓国に建てた謝罪碑を無断で書き換えたとして、公用物損傷罪などで懲役６月、執行猶予２年の有罪が確定した元自衛官、奥茂治氏（６９）が２日、日本に帰国した。

　奥氏は１月、大田（テジョン）地裁天安（チョナン）支部で判決を受け、いったん控訴したものの、取り下げたため、判決が確定。昨年６月の出頭から７カ月以上にわたった出国禁止措置が解かれた。今後、碑の所有権の確認や碑の完全撤去を求め、民事訴訟を起こすことも検討している。